最近読んだお勧めの本「売り上げを減らそう」佰食屋 中村朱美
私は相変わらず本の虫で毎日本を読んでいるのですが、
京都にある有名国産牛ステーキ専門店
「佰食屋」のオーナーである中村朱美さんが書いた
「売り上げを減らそう。たどり着いたのは業績至上主義からの解放」
という本が凄く勉強になったのでご紹介します。
このお店、いつ見ても大人気で、
小さいお店で席はたった14席のみ。
・営業時間はわずか3時間半(11時から14時のみ)
・どんなに売れても100食限定
・インセンティブは、早く売り切れば早く帰れる
・飲食店でも残業は0
・なのに従業員の給料は百貨店並み
という凄いお店なんです!
中村明
ガイアの夜明けに出演されたり、
数々の賞を受賞されています。
よくテレビでも観ます。
朝から晩まで働きそれでも給料はそんなに上がらず、
過酷な仕事だ
そんな飲食業に革命を起こした人。
彼女がたどり着いたのは業績至
もっと売れるとしても「1日100食」しか売らないという考え方。
夜も営業した方が売り上げは上がるし、
お昼ももう少し営業してお
でも彼女は、やらないと決めた。
その1番の理由は、
夜18時に家族みんなで食べるご飯その団欒の時間が何よりも彼女にとって
「人生で最も大切な時間」=「穏やかな成功」だということを知っているから。
これを読んだ時、
やはり人それぞれ「幸せの形」があり「幸せの定義」があり、
そこをしっかり分かっている人が本当の意味での
「幸せを掴む成功者」なんだなと改めて思いました。
収入に上限を決める「穏やかな成功」とは?
私は、よく主人と2人で何に幸せを感じるのか、
自分たちの価値観について話し合います。
私は、服や宝石、ブランドモノには興味がないので、
すごく贅沢したいとも思っていません。
ただ、旅行が大好きな私は、
1年に1回は海外旅行に行きたいし、
国内旅行も2回くらいは行きたい。
娘をグローバルな子に育てたいので、
海外のサマースクールなどにもコロナが落ち着いたら行かせてあげたい。
そのやりたいこと、自分が幸せだと感じることに対して、
そこから逆算して自分の働き方を決めることが出来れば、
おのずと自分の事業規模
売り上げの上限、
働く時間の上限も決まってくると思います。
だから自分たちの収入にも「上限を決める」ということも、私は良いことだと思います。
何が自分にとっての幸せなのか本気で考えるのです。
1年半前に起業した私は、長年サラリーマンや営業の仕事もしていたこともあり、
いつも「もっと、もっと今より売り上げをあげたいな!」って思っていました。
それによって起業初期は、朝も夜も週末もずっと働いてました。
むしゃらに
仕事は楽しかったし良いと思っていたけど、本当は
週末ゆっくりする時間はほぼなく朝からヨガのレッスンでまた教えにいく。
もう、この生活は辞めよう。
いつか潰れる。
家族との時間を大切にする働き方に変えよう!と決め、
「今は週末は家族と自分の休みの時間
「毎日少しの余白を作るようにし」
「自分と向き合う時間や新しいプロジェクトを考える時間」に変えました。
仕事は入れ込み過ぎない。
中村さんも本でもおっしゃっていましたが、
「そんなに頑張って頑張って、売り上げばかりを求
もちろん売り上げを上げることは悪いことではなく、
どんどん素晴らしいものをお客様には提供する努力、改善はします。
自分のサービスにも誇りを持っていますし仕事は変わらず大好きです。
でもそれ以上に大切なことは、
常に売り上げばかり気にするのではなく、
ご縁のあるお客様としっかり向き合って成果を出せるように頑張っていくことや、
心に余裕を感じること、
家族で今日も一緒にみんなでご飯が食べれ
週末に家族でみんなでどこかに行けること。
それが私にとっての「穏やかな成功」です。
「みなさんにとっての「穏やか成功」は何ですか?
是非、今一度考えてみてください。
先日コンサルティングをした、
1歳のお子さんがいらっしゃるEさんも同じことをおっしゃっていました。
「Agasaさん、先月は、むしゃらに働き、やれば30万くらい稼げることが分かりました。
ただ、1歳の息子を育てながら30万稼ぐって大変。
主人は普通に稼いできてくれているから、
私にはその金額まで稼ぐ必要ないなとも同時に気づきました。
30万稼げた先月、自信はついたけど、子どもとの時間が全然なく、
これって「幸せではない」と思ったんです。
だから、私が子育てもしながら仕事もして「幸せ」を感じられる金額は10万円です。
それに気づけてよかった。だから10万円をしっかり毎月稼いでいけるようにしたいです。」
自分や家族を犠牲にしてまで追う数字なんてない。
そう思います。
ただ起業初期というのはやっぱり「大量行動」が必要であり、
「その大量行動がで
だから初期はまずはがむしゃらにやってみる。
それでいいと思います。私もそうだったから。
そしてそこからたく
もしみなさんが今、起業して数年が経ち、
まだ売り上げ売り上げと頭を抱えているのであれば、
一旦立ち止まって、
「自分にとっての穏やかな成功って一体何かな?」と考えてみるのもいいと思います。
今日も、最後までお読みいただき、ありがとうございます。